肉屋さん・魚屋さん・八百屋さんのベストパートナー 食品包装資材は、スマイルコミュニケーション 南大阪のロッコーへ
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私が株式会社ロッコーに入社したのが、今から20年前の平成4年の9月でした。
同業の包装資材卸販売の会社で数年間勤務した後、潟鴻bコーに事務員として入社したのです。
当社は親会社が南大阪地域の得意先1社の為に立ち上げた会社で、社員も所長とパート2名でのスタートでした。
売上も月250万の会社でした。 入社2ヶ月で営業所長が移動となり、私が所長に任命されたのです。 正直、混乱しました。『なんで入ったばかりの私が所長なの』と、悩むと同時に『何とかしなければ』という思いでいっぱいでした。
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〜ヒントは現場から〜 |
とにかく何とかして売上を確保しようと、思考錯誤しました。
前の会社でお世話になった部長さんが、そんな私を見るにみかねて、青果市場を紹介してくれたのです。とにかく夜中の2時ぐらいから、部長さんの横に立って名刺を配るのです。
しばらくすると顔を覚えて頂き、そのお店の作業場に入らせて頂いて、パートさんと一緒に野菜や果物のパック詰めを手伝わせて頂きました。 毎日、自転車に乗って、夜中の2時から朝方の5時まで名刺を配り、一旦自宅に戻って、また9時からお昼まで、取引先でもないのに仕事を手伝っているのですから、最初は冷たかったパートさんも「あんなぁ、こんな容器は果物包むのに時間がかかるからあかんで」とか、「この前あんたのライバル会社が営業にきてたよ」 「こんな容器があったらええのになぁ」と、次々とほかでは聞けないような、貴重な情報を教えてくれるようになったのです。
その情報をもとにして、お客さまに提案すると『そんな容器が欲しかったんや』と、少しづつではありますが、取引をしてくださる所が増えてきたのです。 |
しかし、私たちの商売はトレー1枚何円、紙のナプキン1枚何銭の世界ですから、売上を達成するには程遠い状態でした。
また、女性の営業という事で、男社会に馴染めず悩んでいると、ある経営者の方に 『貴方は間違っている。女性には女性にしかできない仕事がある。貴方の扱っている商品は、女性が使うものばかりだから、女性としての感性を磨きなさい』
『とにかくお客さまの商品を、自分のお金で買って、自分で食べてごらん。そうすれば答えの殆どが見えてくる』
と、アドバイスしてくれました。
その時、私はすぐには気付きませんでしたが、何度かお店に足を運んでいくうちに、問題点が見えてくる様になり、それを提案することで、どんどんお客さまがお客さまを紹介してくださるようになり、売上も年商5億6,000万円にまで広がりました。 この経験が、現在の私の仕事に対する基礎となっています。
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ここまでくると、何もかもがトントン拍子にうまくいった様に見えるのですが、売上が上がれば上がるほど、社内の雰囲気が悪くなり、私自身も外で頑張れば頑張るほど、会社に帰ると社員のアラしか見えなくなるんですね。
『私がこんなに苦労しているのに、何でもっとしっかりしてくれないの』と思うようになり、社員さんから『子どもが熱を出して早く帰りたい』といわれても『何を考えているの、仕事のほうが大切でしょ』とキッパリ言いきっていました。
正直、私は社員の事よりも、お客さまの事しか考えておらず、毎日社員を怒鳴り散らす日々が続き、入っては辞め、また入っては辞めという、人が定着しない職場になっていったのです。
まちがったお客様第一主義≠貫いていたのです。
そうこうしている内に、取締役に昇進したのですが、『このままで本当にやっていけるのか?』と、不安を感じていました。 |
そんな時に、経営の勉強をする同友会に参加したのです。
出会いはまさに衝撃的でした。名前も聞いた事が無い経営者の方が、熱く自分の人生、経営を語っているのです。そんな姿を見て『自分は、あんなに自分の生き方や仕事について語れない』と、ショックを受けました。
また『人を大切にする』とか『社員はパートナー』とか、今まで聞いた事の無い言葉や考え方にショックを受け、自分も世界を広げようと入会しました。参加すれば参加するほど、自分の無力さや、ものの見方の浅さを痛感させられました。
『私は一人娘の為に、一生懸命昼夜を問わず働いてきた、しかしその気持ちは社員さんも同じ。社員さんも、私自身も人生の貴重な時間を仕事の中で過しているのだから、この大切な時間を充実したものにしたい』と思うようになり、社員さんへのかかわり方や考え方も、少しづつ変わってくるようになりました。
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〜気付き〜 |
『何のために経営をしているのか?』
『理念を持たない企業は、社会からも地域からも支持されない』
という言葉を耳にする度に、『経営理念をしっかりと持った経営がしたい』と思うようになり、セミナーを受講しました。
そのやりとりの中で「うちの社員は残業代も出ないのに夜遅くまで頑張って働いてくれます」と発言したとき、リーダーから「それは自慢ではなく経営者として恥ずかしいことです」と指摘され、はじめて社員を働く道具としてしか見ていなかったことに気づかされました。実は私自身も働く道具だったのです。
それと相前後して、助産師の学校に通う娘から誕生日に『産んでくれてありがとう。私はママを選んで生まれてきたけど、社員さんもロッコーを選んで入社してきている。わたしを育ててくれたように社員さんも育ててあげて。』と言われた言葉を思い出し、反省とともに涙が止まりませんでした。
翌日、社員に謝り、作成した理念を社内に張り出し、社員の意見を書き加え、みんなと一緒に理念をつくりあげることができました。これをきっかけに社内の電子化「パソコン、一人一台」を進め、6時半には仕事が終わるシステムを作ったり、もっと社員からの言葉を聞きたいとアンケートをとったりといろんな取り組みをしてきました。関わりが深まるとともに、社員が大好きになり、愛おしい、守りたいと思えるようになりました。
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たった1日でしたが、何度も何度も考えていくうちに自分の本質が見えてくるようになりました。そうして、作った理念を会社の壁に貼っていると、社員さんが自主的にどんどん言葉を付け加えたり、書き直したりと、自分も会社も目に見えて変わっていく貴重な体験をしました。
お陰さまで現在は、自分が持っていたお客さまは、すべて社員さんにまかせています。
経営計画をたてたことで、今は社員さん、パートさん一丸となって頑張っています。売上も順調に伸びています。 |
その時、その時に出会えた人たち(お客様、取引先、社員すべて)のおかげで今のロッコーがあるのだと思います。
感謝の気持ちを忘れずにがんばりたいです。
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『やはりいい会社にしたい』ですね。
当社の業界は全般的に賃金が低く、まだまだ不充分です。労働環境も改善し、仕事に誇りを持って安心して働き続けられる『いい会社』、お客様から、ご支援を頂ける『いい会社』へ。
まだまだ、今からスタートです!
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株式会社ロッコー
取締役営業本部部長 兼 南大阪営業所長
取締役営業本部部長 兼 南大阪営業所長
西村 佳津子
株式会社ロッコー
〒595-0032 大阪府泉大津市穴田206 TEL 0725-33-0236 FAX 0725-33-0567 |
◆エコアクション21認証企業
私たち株式会社ロッコーは、食品包装資材を通じてお客様の『ベストパートナー』を目指します。 スタッフ一同全力で走り続けます。そして、成長し続けます。 Copyright (C) Rokko Co.,Ltd. All rights reserved. |